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涙道

涙道とは

 涙液は目がしらにある上下の涙点から涙小管を経て涙嚢(るいのう)にたまり、鼻涙管を経て鼻腔へ排出され、さらにそこから喉へと流れていきます。
これら涙の排出経路を「涙道=るいどう」といいます。

 眼の表面を潤すため、涙は常に少量分泌され続けています。
一方、余分な涙は涙道を通って鼻腔に排出されます。涙道が詰まると、涙が出て止まらないという状態になります。
 

 

涙道疾患の症状

涙道疾患では鼻への涙の流れ出しが妨げられ、涙がたまって眼が潤んだり、涙がこぼれたりします。これを流涙症(りゅうるいしょう)といいます。
涙の流れが悪いために、涙嚢で細菌が繁殖すると、眼脂(がんし:めやに)が涙嚢から眼に逆流したり、涙嚢が赤く腫れあがって痛みや熱感が出たりすることがあります。
 

 

疾患別の解説

先天性涙道閉塞
生まれつき片目からずっと涙がこぼれていて、そちらの眼に涙嚢炎を繰り返しおこす場合があります。赤ちゃんの涙道閉塞では、鼻涙管の鼻への出口がつまっていることが多いのですが、抗生物質の点眼だけで自然治癒する場合もある程度あり、治癒しない場合は生後6ヶ月までに1度加圧通水法やブジーを試してみる方が良いでしょう。
 
加齢性涙道狭窄
加齢にともなって、まぶたの張りが弱まって涙を涙嚢に吸い込む力が落ちたり、涙小管と涙嚢の間や鼻涙管の途中の部分が狭くなったりして、涙が鼻に送られにくくなります。
すこし眼がうるんでいる、風に当たると涙がこぼれるなどの軽い症状の場合は様子を見てよいのですが、常に涙がこぼれるなどの強い症状があれば、涙道ブジー法やシリコンチューブの留置などの治療が必要になります。
 
涙嚢炎
涙嚢の中で細菌が繁殖する状態で、急激に痛みを伴って腫れる急性~亜急性涙嚢炎では穿刺排膿や点眼、内服、点滴などの抗生物質で細菌を殺す必要があります。
慢性涙嚢炎では腫れはそれほど強くないけれども、いつも目ヤニが逆流してくるなどの症状の悪化、軽快が繰り返されます。
涙道の狭窄があれば、それを解除する必要があり、涙嚢が大きく広がって膿がたまりやすくなっている場合は涙嚢を直接鼻とつなぐ、涙嚢鼻腔吻合術(DCR)が必要になる場合もあります。
 
上記の3つの多い疾患以外にも涙小管炎、涙嚢部腫瘍などがあります。